KSC HK45 ガスブローバック
ハイッ!という訳で発売日に買って来ました。KSCの意欲作「HK45」です。待ちにまったモデルです。パッケージデザインはブラックとグレーの2トーンで渋い感じ。
パッケージから取り出してみると、USPを愛用していた自分からすると、その特異なデザインで「おぉー」と言ってしまうほど。特異ではあるけれども5-7ほど奇抜なデザインという訳でもなそうです。
HK45とUSP.45
同社のUSP.45(05ハードキック)と比べてみると、どちらも.45ACP弾を使用するポリマーフレームピストルですが、HK45の方がUSP.45よりも少し大きいです。
スライドの幅も長さもUSP.45とそれ程、変わっていませんが、スライドの先端や側面は斜めに切り落としたデザインとなり。スライドを後ろから見ると台形の様になります。USPだと長方形ですね。
また、スライドのフロント部分にセレーションがありスライドの操作がし易くなりました。
HK45とP30
HK45は、米軍のM9後継拳銃のトライアル(JCP)参加する為、2005年頃にUSPコンパクト発展した系列モデルP30をベースとして条件に合うよう、インターフェースを改善し、.45ACP弾を使用できるようにしたモデルです。
HK45のベースとなっているP30(電ブロ)と比べてみると、全体的なデザインが似ているのが分かると思います。
ですが、P30がベースとはいえ、改良が行われているHK45は、1回以上も大きくなりP30のようなコンパクトなイメージは無くなりましたね。
KSC HK45 ABSバージョン
流石、KSCということで外観は素晴らしい出来です。実銃の雰囲気を上手く再現しています。例えばスライドとフレームですが、どちらもABS製なのですが、スライドのパーティングラインは綺麗に処理され、刻印等はリアルに再現されています。フレームは、スライドと表面の仕上げが異なり、ザラザラした質感を再現しています。
グリップは、フィンガーチャンネル付のグリップで非常に握りやすく感じました。
また、グリップのバックストラップは実銃と同じく交換可能となります。交換用のバックストラップとしてMサイズのバックストラップが付属します。元々、Sサイズのものが装着されていますが、バックストラップを固定しているピンを抜き、装着されているバックストラップを下に引く抜くと外せます。ただ、このバックストラップはガタ防止の為に固くセットされているので取り外す際は注意してください。
マガジンハウジング裏側には、実銃同じロック機構としてロックアウトディバイスが機能します。付属のレンチで画像の黄円部分を右回転させれば発射機構をロックすることが出来ます。
アンダーマウントレイルはミルスペックのピカティニーレイルを採用していて様々なアクセサリが装着可能となります。また、レイル中央には、シリアルナンバープレートが設置されています。
本体左側のグリップに設置されているコントロールレバーは、ハンマーのコック状態で上げればセフティがかかります。更にハンマーがコックされた状態から、コントロールレバーを押し下げるとハンマーがデコックされるデコッキングの動作が出来ます。これは実銃でいうとバリアント1という操作を再現したものです。
HK45は、ダブルアクションで作動する方式なので、デコックされた状態でトリガーを引けば即座に射撃が出来ます。
本体の右側にもスライドストップが設置されているアンビ方式となり利き手を選ばず操作が出来ますね。また、バレルの先端にはバレルのブレを減少させるために設置されているOリングで命中精度を向上させています。
マガジンキャッチはUSP等でお馴染みのレバー式で、左右から操作できるようになっています。また、USPとは配置が少し変わり、手の皮を挟み難くなりました(^^)
マガジンを外し、本体左側のスライドストップをスライドの切り欠きに合わせて外すと、フィールドストリッピング(通常分解)が出来ます。スライドストップを外したフレームにはKSCの刻印が隠されていました(リンクをクリックすると画像が表示されます)。
ちなみに、スライドのスライドストップのノッチは金属等での補強は無い模様です。
チャンバーには、可変ホップアップ機能を装備しています。付属の調節レンチを使ってホップアップの調節を行います(調節は分解をせずに可能です)。また、チャンバーはM4CQB-Rから搭載されている新型ラバーチェンバーを使用しているそうです。
サイトは狙い易く、ホワイトドットが入れられています(ドットは塗装)。
ハンマーが、コックされた状態であれば、ファイアリングピンの再現されているのが見えます。
実銃は.45ACPを10発入るマガジンは、29連発と大容量。マガジンには、フォロアーロック機構も送弾しやすくなっていて残弾確認ポートはもちろんプレスによる噛み合わせや溶接の跡まで再現されています。
USP.45(05ハードキック)のマガジンと比べてみると、HK45のマガジンの方が長いですね。更にHK45のマガジンバンパーも大型化されているのが分かるかと思います。
動作ですが、システム7エンジンを搭載しているので、安定した射撃が出来ます。ブローバックもバシッ、バシッと力強いものです。
また、ガス入りのマガジンを装填してもスライドを引かない限りとブローバックしないリアルライブオペレーションという機構があり、実銃のように初弾を装填しないと撃てない動作を再現したものです。
実射性能は、0.2gBB弾を撃った時の初速は平均約78m/s(約0.6J)とガスブローバックガンとしては問題ない初速でした。命中精度は室内約6mの距離で撃ってみたところ、集弾率も良く10発撃った結果はグルーピング(集弾)を測ると37mmとなりました。
遂にHK45が、発売されましたが、長く待っただけの甲斐がありました。リアルな外観と満足出来る実射性能。コレクションにも良し、撃っても良しのモデルだと思います。また、操作系のパーツには、焼結金属を使うことで高い耐久性を実現しているのも追記しておきます。
定価:19500円(税抜)
全長:約208mm
重量:約854g
この記事へのコメント
なみぼん
HK45、いいですね!個人的にはH&K大好き、近代的拳銃大好き、しかも45口径大好きなので、結構ツボな拳銃ですw もっとも、一番好きな拳銃がMk23なので、HK45に対しては少々複雑な気持ちを抱かないでもないですが・・・(^^;w
次に買うガスブロの参考として見させていただきたいと思いますー。(ちなみにUSP.45あたりも迷ってます・・・w)
っば
いつも楽しく見させていただいてます^^
H&K好きなまる吉さんに親近感が湧きますね~。(自分の周りにはH&K好きが全然居ないので(汗))
ところで質問なのですが、G36とXM8だとどちらが好みですか?
駄文失礼しましたm(_ _)m
まるきち
HK45良いですよ(^^)お気に入りのモデルになりました。
Mk23とUSP.45ですか…迷いますよね(^_^;)そこで、Mk23とUSPの良いとこどりをしたUSPタクティカルなんて選択肢もありますよ☆
まるきち
H&Kのモデルは特に好きですね(^^)お互いにH&Kの良さを理解してくれる人が少しでも増えるように頑張りましょう!
G36とXM8の2択ですか、、、数年前まではXM8の方でしたが、近頃ではG36の方が好みですね♪
なみぼん
>>Mk23とUSPの良いとこどりをしたUSPタクティカルなんて選択肢もありますよ☆
実はMk23に関しては、一応旧ハードキックながら一丁持ってるんですよね(PhaseⅢのマスプロタイプ)。だからこそ、むしろ普通のUSPにすべきかしら・・・と悩んでみたり、いっそHK45みたいにすっ飛んでみようかと思ったり、はたまた実は持っていないマルイの固定スライドMk23にしてみようかと思ってみたりw
やっぱりUSPタクティカルもいいですよねぇ~。H&Kの独特な四角さ(?)というか、ああいうデザインにやっぱり惹かれちゃいます!
でも近頃はデザートイーグルとかまで気になって・・・(^^A;
H&Kとは全く関係ないですけども(´∀`;)w
具ロック
来ましたねーHK45w まる吉さんなら確実に入手されると思っていましたw
しかも引き無しの即レポw 期待感が半端無いのが感じとれましたw
さすが、KSCというか、こだわって作ってありますねー。精度もいいみたいですしw
動画も拝見させてもらいましたが、リコイルもいい感じじゃないですかー!
うむむ・・・ますます欲しくなってきてしまった・・・(苦w
まるきち
Mk23は既にお持ちでしたか(^_^;)
KSCはH&Kのモデルを結構、出しているので迷いますよね。USPも完成度が高いですからね~。ホント、迷ってしまいます。
マルイのMk23はブローバックこそしませんが、実射性能は抜群で、セット内容からも特殊な雰囲気を醸し出してますからね、、。
これから暖かい時期になると、やはりブローバックモデルの方が楽しめるかもですね。
まるきち
今回は、予約までして買ってしまいましたよ(^_^;)
KSCの久々の新規モデルだったので、かなり期待していました。
本体以外にもマガジンの細かな再現がされていて驚きです!
実射性能も、今のところ問題なくビシビシ動くの良いですよ☆
ガリレオレオ
HK45ですか。大変参考になった記事でした。
当方もいっそう欲しくなっちゃいましたよ~(苦笑
HK45は確かマルイもモックアップ出てましたが、観賞派の当方としてはリアルなKSCの方が合うかな・・・。
検討中です。
またお邪魔させて下さい。それでは~。
まるきち
マルイもHK45が発売予定であるそうで、、。マルイのHK45がどんな感じに仕上がるか未知数ですが、もし出したら更に人気が出そうです(^_^;)
でも、KSCの再現具合も素晴らしい出来なのでオススメです。