クラウンのエアコキ リボルバー用メタル「オーセンティック カートリッジ」S&W系.357マグナムを買っていました。
お値段は6発セットで定価1,500円也。
プラ製のスペアカートリッジが6本で500円なので3倍のお値段になります。。
実はSW M19コンバットマグナムのレビュー記事の写真にもちょっこと登場させていたものです(^^;
エアーリボルバーのS&W系357マグナム(M19/M586/M686)用、真ちゅうを素材に採用したカートリッジです。
M19 コンバットマグナム 4インチに付いていたカートリッジと並べてみました。形状はほぼ同じですが質感、輝きが違いますね!
6発の合計重量が約76gとメタル素材なのでそれなりに重量があります。1発辺り約12.7gです。
対するプラ製のカートリッジは6発で約10gなので、1発辺り約1.7gと11gほどの差があります。
M19 4インチに装填すると本体重量も含めて425gになります。プラ製カートリッジと比べてみても70g近く増えているので体感的にも重たくなったのが分かりますね。
カートリッジは同じで方法で、後端にあるラバーリングにBB弾を詰める方式です。
プラ製カートリッジには無かった「357 MAGNUM CROWN」刻印が入ります。
クラウン製の357マグナム用スピードローダーにも使用可能です。
ただメタル製カートリッジを装着すると弾頭が放射状に広がりやすくシリンダーに差し込むのにコツが要ります。
さてここで気になったのがメタル製カートリッジとプラ製カートリッジだと実射に影響はでるのか?という疑問が出てきました。
以前に紹介したM19 4インチを使用して試してみました。
まずは弾速です。
初めにプラ製カートリッジから6発計りました。
数値は全て0.2gBB弾を使用したときの値です。
1、46.66 m/s(0.21J)
2、46.84 m/s(0.21J)
3、45.42 m/s(0.2J)
4、46.74 m/s(0.21J)
5、45.1 m/s(0.2J)
6、46.74 m/s(0.21J)
続いてはメタル製カートリッジで6発計りました。
1、48.36 m/s(0.23J)
2、48.37 m/s(0.23J)
3、エラー
4、エラー
5、48.56 m/s(0.23J)
6、エラー
僅かにですが初速がプラ製カートリッジに比べて高い値を記録しました。
ですが、6発中3発でと高い割合でエラーも記録しています。
エラーを記録したカートリッジを見てみると後端にあるラバーリングが硬化していました。これは時期的な問題もあって寒い時期は使用されているラバーの特性で弾力が無くなり硬くなってしまい弾が上手く送られない状態になっていたと思われます。
メタル素材なので特に冷えやすく影響が出やすいのかもしれません。
試しにシリコンスプレーのオイルを綿棒に湿らせてラバーに塗布してみたところ6本でちゃんと弾が発射できるようになりました。
対策としては他にもカートリッジや本体を温めてから使用するなどの方法もあるようです。
今度は命中精度は良くなるのか!を試すために精密射撃でお馴染みAPS競技のブルズアイ用の的をオマージュしてラベルを作成してみました。
直径8cmの円形の的です。
3.5m先に的を置いて自宅内にて射撃しています。
初めにプラ製カートリッジを使用して的の中心にある×を狙って6発撃ってみました。
結果は的に当たったのは1発で残りは狙点よりも左下に命中しています。
続いてメタル製カートリッジにて射撃しました。
結果は的に当たったのは4発で残りは狙点よりも下に2発に命中しています。
直径8cmの的に命中数が多いのはメタル製カートリッジですが集弾を見ると最大で90mm離れています。しかし、的に1発しか命中していないプラ製カートリッジの集弾の距離は68mmと、どちらも甲乙つけがたいです。
結論
本体重量を稼ぎたい、金属カートリッジの質感、雰囲気を楽しみたい方にオーセンティック カートリッジは推しのアイテムです。若干の初速UPや命中精度が良くなる傾向がありますが、金属の冷えやすい特色から、特に冬場はラバーが硬化しやすい点が挙げられます。
一方、プラ製の方は価格も手頃でメタル製と同じ予算で3倍の量を揃えることができます。機能的にも問題なく集弾性も大差ないので、手軽にスペアが欲しい、沢山撃ちたい・リロードを楽しみたい方にオススメです。
【関連リンク】
@クラウン 357マグナム スピードローダー
@パイソン エア用メタルカート
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