米国A.R.M.S.社が製造するカスタムレイルハンドガードを取り付けたM4カービンを再現するCyma M4A1 S-system 風エアコキの中古品を手に入れたので紹介したいと思います。CYMAのエアコキARシリーズですが、3~5年ほど前に日本国内で流通していたものだと思われます(その内の1つ M4 RIS2 CQBタイプ を以前の記事にて紹介しています)。
最近だと殆どショップで見かけませんが、今回は まあまあ程度 の中古品を発見したので購入してみました。
M4A1カービンにSIRタイプ・ハンドガードを装着した実銃スケールのエアコッキングガンです。
「S-システム」の名称にて電動ガンも発売されているモデルですね。
調べてみると、このエアコキのCYMAでの正式名称は「CM.306」というモデル名にて発売されています。
また、前のオーナーさんによってエンハンスド・ストックからEMODタイプ・ストックへ交換した模様です。
レシーバーやハンドガードの素材にはプラスチックを使っています。アッパー/ロアとグリップは一体成型で繋がっていて、それを左右張り合せたモナカ構造です。
ただ、全てのパーツがプラスチック製という事ではなくてアウターバレルやチャージングハンドルなどはメタル製です。
アウターバレル先端のファントムタイプ・ハイダーはプラ製で下部にあるプラスネジで留めてあります。取り外すことは可能ですがバレル先端にねじ切り加工はされていません。
アメリカに本拠地を置くA.R.M.S.(アトランティック・リサーチ・マーケティング・システムズ)社のS.I.R.システムタイプ・ハンドガードが装着されています。
見た目も厳ついハンドガードですが、バレルに接触しないフリー・フローティング構造のハンドガードです。ハンドガードのトップレイルをレシーバートップに固定するユニークな方式で装着されています。
実物はアルミ製のハンドガードですが、エアコキではプラ製になっています。ただ、強く握ったりしても軋むことも無く剛性の問題なさそうです。
ハンドガードの放熱孔からガスチューブが再現されているのが覗けます。
左側マウントレイルには、メタル製のスリングスイベルが付いています。スイベルはメタル製ですが基部パーツはプラ製で使用するには不安が残ります。
ハンドガードの左右、下部に装着されている幅20mmのマウントレイルはマイナスネジで留めてあるので、ネジを緩めると取り外すことでき、スイベルも左右に入れ替えることが可能です。その際にハンドガード裏側にある小さな板ナットも取れるので紛失に注意したいです。
ハンドガードの左右にロックピンがあります。
このロックピンに凹みがあって、この凹み部分をハンドガードにある南京錠マークに合わせて回すと、スプリングによってピンが押し出されます。
ロアハンドガードをマズル側に押し出してから持ち上げる(下げる)とロアハンドガードを取り外せます。
ロアハンドガードの裏側を見てみるとマウントレイルを留めている板ナットが確認できます。
アウターバレルの固定方法はエアコキ独自?(スタンダード電動ガンと似ている)方式になっているのが分かります。
トップレイルはハンドガード部分も合わせてロング仕様になります。幅20mmレイルに対応する様々な光学機器を載せることができますがレイルの精度がイマイチで幅が少し狭くマウントによって左右にガタやグラつくものがあります。
フロントサイトはプラ製のフリップアップ(可倒)タイプが装備されいます。
サイト横にあるボタンを押しながら引き起こして使用します。
リアサイトもA.R.M.S.のフリップアップタイプになっています。サイトに引っかかる金具を外すとスプリングにより自動で起き上がります。
金具が経年劣化より白錆が出てきています(^^;
リアサイトのピープはL字型の2段階切り替え式です。
サイト横のダイヤルを回すと左右に微調整することが可能です。
コッキングはチャージングハンドルを引いて行います。18歳以上用エアコキなのでスプリングは硬めのテンションになります。
ハンドルを引くとエジェクションポート・カバーが閉じていると自動で開きます。
カバーが開くとホップアップ調節用のダイヤルが現れます。
ダイヤルを回してホップアップ弾道を調節します。
交換されていたEMODタイプ・ストックだと5段階に長さを調整できます。ストックパイプには6段階用のポジションがあるのでCyma エンハンスド・ストックだと6段階の調節が可能です。
マガジンはプラ製ボディの底にギヤがあり、BB弾を入れた後にギヤを「ジージー」と回し内部のゼンマイを巻く多弾数タイプになります。装弾数は約300発と大容量!
マガジンは電動ガン用と互換性があるので、スタンダード系M4/M16のマガジンを使用できます。
実銃スケールのM4A1カービンにS.I.R.システムタイプ・ハンドガードなどの本格的なカスタムパーツを標準搭載したモデルを再現しています。
幅20mmレイルが付いたマウントや電動ガンと互換性のあるマガジンなど拡張性が高いのも嬉しいですね。
初速も0.2gBB弾10発の平均は約87m/s(0.76J)もありエアコキARとしては十分な性能だと思います。
魅力的なエアコキARですが、このシリーズは現在、殆ど流通しておらずショップで見かけないのは残念ですね。。
エアコキならではのシンプルな操作性とお手ごろプライスのARで、再販されたもう1丁揃えたくなるような楽しめるモデルだと思います♪
全長 792 mm / 875 mm
重量 約1,740 g
【関連リンク】
@CYMA M4 RIS2 エアコキ
@マルイ M16A1 エアコキ
@クラウン M416D エアコキ
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この記事へのコメント
大阪市民
M4とは関係なくて申し訳ないのですが…以前の記事でアサシンAAP用のレールとかオプションパーツ購入されてましたよね。ある意味で究極のオプションが(他社からですが)発売されましたよ!
僕はもう購入しました、アサシン本体まだ買ってないですが(^_^;
このキットがあればゲルググと互角に戦える…かも?
まる吉
こんばんは
アサシン用のパーツも色々なものが登場していますよね。
外装コンバージョンキットもアニメのモデルをモチーフにしたものもあって面白そうです^^
ビームガンのキットにトレーサーを取り付けている動画が、それっぽくて雰囲気も良さそうでしたね♪