ガバメントをベースに開発されたコンパクトピストル、デトニクス社製『コンバットマスター』。
ガバメント系の小型.45口径ピストルをを東京マルイが、ガスブローバックガンで再現!マルイのコンバットマスターを紹介したいと思います。
アメリカのデトニクス社が1977年に開発した『コンバットマスター』をモデルアップ。
コンバットマスターは、既に登場していたM1911を短縮化した”コルト・コマンダー”などよりも更に短縮化・小型化する為にガバメントとの互換性も残しつつ、シン設計の3.5インチバレルとリコイルスプリングシステムを開発、装備しています。
また、携帯性を高める為にスライドやフレームはもちろんのことハンマースパーやフレームテールも縮めて、衣服などへの引っかかりを防ぐデザインを取り入れています。
ガバメント系ピストルの中でもデトニクスが開発・製造したコンバットマスターは、3.5インチサイズのショートバレルを装備するコンパクト・ガバメントのパイオニアです。
黒を基調にしたデトニクス コンバットマスターのパッケージです。
デトニクス社の蛇と三角形マークをモチーフにしたデザインのようですね。
フタを開けると布で装飾された緩衝材にコンバットマスター本体、マガジン、小箱が収めてあります。このままディスプレイできる配置が素敵です!
小箱の中にはマズルキャプ、フォロアーストッパー2個、BB弾が入っています。その他の付属品は説明書とクリーニングロッドがあります。
このデトニクスは2015年頃にアキバのショップにて新品を衝動買いしたもの。これよりも前にシルバーメッキ仕上げの”エンヴァイロ ハードクローム”を持っていますが、やっぱり黒も良いよね!と買ってしまいました(^^;
残念ながらシルバーメッキ仕上げのエンヴァイロ ハードクロームは生産終了となってしまいましたが、仕上げ方法を変更したシルバーカラーの”ステンレスモデル”が再登場しています。
ガバメントをギュッと縮めたようなサイズ感です。
全長は178mmとG19よりも短くP229とほぼ同じ長さになります。
スライドとフレームはブラスト仕上げにより表面がうっすらシボ加工風になって、つや消しの塗装が相まって、ABS製ですが金属パーツのような雰囲気があります。
そのスライド左側面に「DETONICS .45」という刻印が入ります。
フレーム底部のマガジンハウジングでは、マガジンベースが微妙に斜めに飛び出ていますが、これは不良品などではなく、実銃の形態を再現しているためです。
アウターバレル、トリガー、ハンマー、マガジンはシルバーのメッキ仕上げが採用されています。
フレームに3段に分かれて「DETONICS .45 TOKYO MARUI MADE IN JAPAN」と「ASGK」の刻印があります。
チェッカーグリップは木目調を再現した樹脂グリップが装着されています。グリップは交換することもできますが、グリップ内部にあるオモリを外すので、重量が軽くなります。
当方が構えると小指がグリップからはみ出し、薬指がマガジンベースに当たりちょっと痛いです(^^;
アウターバレルはマズルに向かうと径が広がる(膨らんでいる)コーンバレルを装備しています。
通常のガバメントは、バレルを先端をバレル・ブッシングにより保持していますが、コーンバレルだと直接スライドと接して固定する仕組みです。
コーンバレル化することによりバレル・ブッシングを省略しています。
コンバットマスターのマズルフェイスです。
コーンバレルにより肉厚のアウターバレルで、.45ACP弾を撃ち出すマズルは径も大きく、ライフリングも再現されています。
搭載するインナーバレルは真ちゅう製です。
リコイルスプリングガイドの先端に分解時に用いる六角穴が露出しています。
スライド後方上面がえぐられたようにカットの成形があります。これはハンマーダウン状態で携帯している場合でも、ドロウしながらハンマーコッキングが容易に行えるようにする為のスロープです。スロープを配置する為にリアサイトを2cm程度、前方に移動した配置になっています。
ガスガンでは、スライド形状に合わせたD型のピストンカップ・ブローバックエンジンを採用して、スライドカットの再現を可能にしています。
チェッカーのハンマースプリングハウジングは滑り止め効果を高めるラバー塗装がされています。
グリッププレートは短縮化されたものになっています。テールも短くなりグリップセフティ機能はオンミットされています。
ハンマースパーが少し短くなっています。
ハンマーを起こすとピストンを留めている六角穴ボルトの頭が見えます。
リアサイトは大型の別パーツ製です。ドットなどはありませんがノッチも広くて、瞬時に狙いやすいアイアンサイトです。
トリガーガードの内側にパーティングラインは残っていますが、外側のパーティングラインは綺麗に処理されています。
マガジンはコンバットマスター専用のも。
実銃のマガジンはステンレス製で.45ACP弾が6発入ります。
シルバーメッキが施された鏡面仕上げのショートマガジンで装弾数は18発です。
マガジンは互換性があるので、マルイのガスブローバック用シングルカラム・ガバメント系マガジンは全て使用可能です。
逆にコンバットマスター用のマガジンは『AM .45』に使えます(2021/3月時点で)。
フィールドストリッピングは、ガバメントと同様に操作を行います。
1.マガジンを外します。
2.スライドにある切り欠けに合わせてスライドを引き、スライドストップレバーを引く抜きます。
3.スライドストップを外したらスライドを前方に引く抜くとスライドとフレームを分解できます。
4.スライドのスプリングガイドを押し出し、スプリング圧縮しながらガイドとプラグを引き抜きます。
5.バレルは前方に押し出し抜き取ります。
ここまで工具なしで分解可能です。バレルブッシングが無いのでガバメントよりも楽に出来るかもしれません。
実銃ではショートサイズでも強力な反動を制御しつつ耐久性を高める為にリコイルスプリングを3つ使用した、3重のトライリコイルスプリングになっているようですが、ガスガンでは2重のダブルリコイルスプリングが採用されています。
ホップアップ調節はチャンバー下部に配置されているダイヤルを回してホップアップ弾道を調節を行います。
スライドストップが当たる、スライドノッチ内側には破損や削れを予防するための金属パーツによる補強がされています。
スライドをコッキングすると「シャキッ」と金属音のように響きます。
サイトシステムは精密に狙うのに向いていませんが、5mレンジで撃ってみると思っていたよりも良く当たり楽しいです♪
初速は0.2gBB弾で55.6m/s~57.7m/sとなりました。10発の平均は約56.5m/s(0.31J)という結果です。少し低い値となりましたが、今よりも温かい夏場であれば60m台前半の初速が得られると思います。
このコンパクトモデルで、バシッバシッという力強くもあり心地良いブローバックです。
ガバメント系のM45A1に比べるとリコイルショックが少し軽く感じてしまうかもしれませんが、このサイズで快調なブローバックを体感できます。
デトニクス コンバットマスターは、革新的だった新機構のコーンバレルを開発・装備して、リコイルスプリングを3重にした改良により作動性と耐久性を確保してガバメントをコンパクト化することに成功したモデルです。
ガスブローバックガンではコンバットマスターの特徴的なフォルムや操作性を可能な限り再現しています。
コンパクトなガスガンながらもギミックはフルサイズモデルと変わりなく、可変ホップアップ機能やスライドノッチの補強などを備えています。
種類の多いシングルカラムのガバメント用マガジンなら互換性があるのも嬉しいですね。
数多くあるガバメント系シリーズの中でも比較的、お求めやすい価格帯なのもポイントだと思います👀
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定価: 14,800 円(税抜)
全長: 178 mm
重量: 633 g
【関連リンク】
@マルイ M1911A1 ガスブロ
@マルイ ガバメント シリーズ70
@マルイ G26 ガスブロ
@クラウン CFS45 エアコキ
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