GLK33、USPマッチに続いて2021年3月末に発売された第3弾が「USP サイレンサー付き」です。
専用サプレッサー(サイレンサー)やレイルマウントが付属するスペシャルなセットの USP サイレンサー付き を紹介したいと思います。
USPはドイツのH&K社が1993年に開発したセミオートマチック・ハンドガンです。いくつかの軍や警察機関でも採用されており、H&K社を代表する製品の1つとも云えるかもしれません。
USPには用途に応じた数多くのバリエーションがありますが、その中でもサプレッサーを装着する為にバレルを延長してねじ切りを付けた「タクティカル」は、今回紹介するクラウンのUSPとも共通点があります。
こちらがクラウンモデル USP サイレンサーのパッケージです。
グリーン系カラーのパッケージは、何となくミリタリーテイストな感じがしますね。
丁度、1年ほど前に紹介したUSPマッチより
※2021/4/4 追記 パッケージのサイズはUSPマッチとほぼ同じでした。訂正いたします。
フタを開けてビックリ!
ブリスター緩衝材が使用されています。今までクラウンのハンドガンだと発泡スチロールか台紙だったのに意外で驚きました。
パッケージには、USP本体、マガジン、サイレンサー、マズルキャップ、BB弾、説明書類、的紙2枚が入っています。
スライドから伸びたねじ切りアウターバレルが特徴的です。
フレームには幅20mmレイルに対応したアンダーマウントが標準装備されています。
スライドは一体成型で側面に薄っすらとヘアラインの再現があります。スライドはつや消し塗装仕上げ。
「HK」や「USP」の刻印は省略されていて、口径の部分は「6mm×25」とBB弾と装弾数をもじったユニークなアレンジがされています。
コントロールレバー(セフティ)やスライドストップもアンビパーツではなくノーマル仕様のままです。
フレームに「Made in Taiwan」、「ASGK」の刻印があります。
チャンバーカバー側面にホワイトで「6mm×25」、シリアルナンバーの「24-006991」とプルーフマークがあります。
アウターバレルの先端にねじ切りが付いています。ねじ切りによってアウターバレルが約18mmほど延長されているのですが、ねじの太さは約11mmと細身で少し頼りない感じですね(^^;
搭載しているインナーバレルはアルミ製のようです。
全長165mm、太さ28mmの専用サプレッサーが付属します。
ローレット加工があったりとカッコいいデザインですが、樹脂製で無塗装仕上げでややチープな見た目かもしれません。
自分で塗装したりしても良さそうです🎨
サプレッサー内部に消音材や加工もないただのパイプになっていて消音効果はあまり期待してはいけません。
ただ作動にも影響が少ない、軽量なサプレッサーです。
マズルのねじにまっすぐ合わせて、反時計回りにねじ込んで付けます。
バレルとサプレッサーのねじ部分は樹脂製で削れにくいと思いますが何かに当てたり、落としたりするとねじ部分を破損や潰してしまうので取り扱いには注意したいです。
サプレッサーを付けてみました。
USPとサプレッサーの組み合わせは最高ですね♪
まさかUSPのエアコキでメーカー純正でサプレッサー付きが楽しめるとは、素敵な世の中になりました!
フレーム下部にあるUSP独自のレイルを変換するアンダーマウントレイルが標準装備されています。このマウントによって幅20mmレイルに対応するフラッシュライトなどを装着できます。
アンダーマウントは取り外すこともできます。
マウント横にある2本のねじを緩めるとマウントパーツを広げて左右に分解できます。
※マウントを固定しているねじはタッピングねじで何度も緩めたり・締めこむとねじ穴(ねじ切り)が潰れてしまう可能性があります。
ハンマーをコッキングして、フレーム後部にあるコントロール(セフティ)レバーを上げるとセフティオンとなりトリガーが引けなくなります。
トリガーを引くとハンマーが連動するダブルアクションと、ハンマーを手動で起こすシングルアクションの、どちらでも「パチパチ」と空撃ちをして遊べます。
サイトはノーマルタイプですが、ドットは付いていません。
ノーマルサイトだと背が低くて、サプレッサーを装着するとアイアンサイトが隠れてしまいます。
マガジンはフルサイズタイプとなって装弾数は24発です。
マガジンの弾が無くなるとフォロアーがせり上がってきます。
そして、露出しているピンが本体側のスライドストップを押し上げてホールドオープンする構造になっています。
マガジン内の弾が無い時にスライドを引くとスライドストップレバーが上がり、ホールドオープンします。目玉になるスライドストップ機能です。
マガジンのフォロアーがスライドストップを押し上げてホールドオープンする実銃と同じ仕組みです。
スライドを引くとアウターバレルが僅かに後退(ショートリコイル)しチルトアップする動作や、エジェクションポート・カバーのチルトダウン(沈み込み)するギミックが再現されています。
スライドストップレバーを下げるとスライドが前進して再び撃てるようなります。
実射しているとマガジンに残弾があってもスライドストップが上がりホールドオープンしてしまうことも、しばしばあります💦
固定ホップアップシステムを搭載していてパッケージには「最長飛距離30m!」とありますが、経験だと20mぐらいが実用的な飛距離だと思われます。
命中精度はUSPマッチ譲りの性能で特設5mレンジにて実射すると0.12gBB弾で狙点にビシっと命中し良く当たるエアコキです。
初速は0.12gBB弾で43.5~45.2m/sという数値になりました。10発の平均は44.5m/s(0.11J)という結果です。
クラウンのUSP サイレンサーモデルは、エアコッキング方式ながらも本格的なスライドストップのギミックを搭載・再現したハンドガンです。クラウンの製品ラインアップの中でもミリタリーテイストでタクティカルに発展した1丁だと思います。
サプレッサーやアンダーマウントレイルといった雰囲気を盛り上げてくれるアクセサリーが標準で付属しているのも嬉しいですね。
実寸大のタクティカルなUSPを、お手軽に楽しめる10禁のエアコキです。
定価:3,480 円(税抜)
全長:212 / 360 mm (サプレッサー装着時)
重量:321 / 366 g(サプレッサー装着時)
【関連リンク】
@クラウン USPマッチ
@クラウン MPSW_SLC
@マルイ USP エアコキ
@マルイ MK23 エアコキ
この記事へのコメント
獅子ヶ谷桐花
USPも出たんですね(≧▽≦)
扱いやすくて好きなんですよUSP。
とは言え、以前マルイのUSP持ってましたが、モナカフレームが気になってしまい売却しちゃったんですよ(笑)
アンダーマウント付きとはコアですね。
買おうかな~
山田
S2Sのエアコキのようにサイレンサー付きだとお得感もありますね。
マルイも他社を見習って新作を発表してほしいものです。笑
まる吉
クラウンのUSPフレームもモナカ構造なのですが、アンダーレイルのお陰(?)で目立ち難くなってかもしれないです。
USP用アンダーレイルを単品で買うと結構な、お値段がするのでお買い得感がありますよね♪
まる吉
S2Sのエアコキにもサイレンサー用のアタッチメントが付属していて魅力ですね!
東京マルイのエアコキは種類が豊富で好きですが、一方で電動ガンや電動ガンとは対照的にリリースが殆どありません。
当方も新作エアハンドガンを熱望しています☆
ハルマキ
めちゃくちゃ魅力的なトイガンですね〜大人になってからはガスブローバックにしか興味が無くなってしまった為エアコッキングガンを購入するのは実に高校生の頃以来ですが、ホールドオープンまで実現しているということで手元に届くのが非常に楽しみです
まる吉
ダミー品でもサプレッサー付き、ホールドオープン機能が再現されている面白いエアコキです!
しかもマルイの18歳以上用エアハンドガンに近い価格帯なのも嬉しいですね。
きっとハルマキさんにも楽しんでいただけるエアコキだと思います♪