2021年3月に発売されたクラウンモデルの新製品 S&W M19 ウッドタイプグリップ エアコッキングリボルバーを購入したので紹介します。
手軽に楽しめるカートリッジ式リボルバーとしてクラウンモデルより発売されているS&W M19。ラインアップもエアコッキング(エアコキ)とガスガンの両方がラインアップされている製品です。
ただ、どちらもラバータイプグリップを装着したもので、ウッドタイプグリップは有りませんでした。
同じクラウンモデルのM586に装着されているグリップを移植してM19 ウッドタイプグリップを自作した方もいらっしゃると思います。以前に当方も真似して移植したことがあります。
ある意味で必然かもしれませんが、遂にウッドタイプグリップを装着したS&W M19が発売されました。
こちらがM19 ウッドタイプグリップのパッケージです。
10才以上用モデルのパッケージで、18才用と比べて商品がはっきり明示されたデザインですね。パッケージのサイズは、横380 × 縦176 × 厚50 mmで、ほぼ同じになります。
リボルバーファンの中には、ウッドタイプグリップのS&W M19を待ち望んでいた方もいると思います。遂にメーカーより純正バージョンが発売されました。
パッケージ裏側にリボルバーの仕組み、操作方法や注意点が紹介されています。
説明書にも同じような記載がありますが、パッケージを開封しないと読めませんし、エアリボルバーデビューする時の参考になり、買う前に読んでおきたい部分です。
パッケージを開くと、発泡スチロール緩衝材にM19本体、カートリッジ6本、BB弾、マズルキャップ、説明書、的紙2枚が入っています。
写真の左側に写っているのが、M19 ウッドタイプグリップに付属する説明書です。
S&W系リボルバー共通の説明書になりました。対象年齢も同じ説明書に統一されるようですね。
写真右側に写っているのは、約半年前に買ったM19に付属する説明書です。今後、この髭面オジサンがリボルバーを構えているタイプの説明書が見れなくなると思うと、少し寂しいですね。
スミス・アンド・ウェッソン(S&W)社のクラシックな M19 4インチをエアリボルバーでモデルアップ。
.357マグナム弾も使えるリボルバーとして開発されたM19は、「コンバットマグナム」とも呼ばれています。
映画、ドラマ、アニメ、漫画、ゲームなどのメディア作品にもよく登場するので、同じ357マグナム弾を使うコルトパイソンと共に知名度も高いリボルバーです。
両側面にチェッカリング付きの木目調グリップです。
木目を再現した光沢のあるブラウンカラー、更にゴールドのメダリオン付きで高級感が漂っています。
当ブログにて以前紹介した、4インチの18歳以上用モデルと並べてみました。
つや消し塗装仕上げの18禁モデルと比較して、10禁モデルのウッドタイプグリップは、ガンブルーのようなメタリック塗装仕上げになっています。
どちらの仕上げも甲乙つけがたいのですが、同じM19でも塗装の違いで、印象も変わりますね。
光の当たり具合、角度でブラック、ブルーなど色合いが変化して面白いです。
トリガー、ハンマー、サムピース、サイトが無塗装になっているのが、結果的にメタリックカラーとのツートンカラーになっており、スタイリッシュに見えます。
フレームに、SWではなく「CM」にアレンジされたクラウンモデル・エンブレムが入ります。
マズル径は約9mmあります。
インナーバレルはアルミ製です。固定ホップアップを搭載しています。
フレーム、トリガーガードの下面にパーティングラインやゲート痕が見えます。
一方でアウターバレルの方は処理されており、パーティングラインが薄っすらとしか確認できません。
アウターバレルの右側に「S.&W.357 MAGNUM」、左側に「SMITH & WESSON」の刻印が入ります。
フレーム右側に「商標登録済み」、「SPRINGFIELD, MASS」とS&W社の所在地についての2段列で刻印が再現されています。
サイドプレートにある「ASGK」は凸型の刻印です。
アウターバレルの先端に上部にフロントサイトがあります。フロントサイトには視認性を高める、別パーツのレッドインサート(レッドランプ)が付いています。
リアサイトは別パーツになっていて上下左右の調節が可能なアジャスタブルサイトです。
リアサイト前にあるエレベーション・ネジは上下、リアサイト右横にあるビンテージ・ネジを精密マイナスドライバーで回すことで高さと左右に微調節できます。
フレームからアウターバレル上部にかけて、縦セレーションが再現されています。実銃だと、このセレーションによって光の反射や発砲熱による陽炎を抑えて、フロントサイトを狙いやすくする効果があるようです。
滑り止め効果もあるチェッカードハンマーのスパー(指かけ)は、指を置いて力を込めやすいように、幅広タイプになっています。
フレーム右側にあるサムピース(ラッチ)はシリンダーをロックしている物です。サムピースをシリンダー側に押し込み、シリンダーのロックを開放してから、シリンダーの右側から押すとスイングします。
これとは別にサムピースをハンマー側に動かすとセフティがかかり、トリガーとハンマーがロックされます。このセフティ機能は、ハンマーがコッキング(起こ)されているとロックできません。
シリンダーにはカートリッジを6発装填できます。
ハンマーの裏側に「MADE IN TAIWAN」のシールが貼ってありました。
付属するカートリッジは6発。
カートリッジは樹脂製です。
後端にラバーリングがあって、BB弾をプチプチと1発ずつ詰めて使用します。
スペアカートリッジは、同じ357マグナムモデルのS&W系M19/586/686 エアリボ用がシェアできます。
リボルバーならではの、シリンダーのスイングアウトとスイングインの動きや、カートリッジを込める操作は実銃と同じ。
金属製のエジェクターロッドも5mm程ですが押し込むと可動し、エジェクター(エキストラクター)でカートリッジを排莢することができます。
エジェクターロッドを使わなくても本体を傾けるとカートリッジがスルッと落ちてきますけど、、。
ハンマーを手動でコッキングして射撃準備を行い、シングルアクションでのみBB弾を発射します。
10禁モデルですが、それでもハンマーを押し下げる時に、結構な力が必要です。力の目安で、10禁は約2.5kgの力が必要になるとのことです。
コッキングせずにトリガーを引いても連動して、シリンダーが左回りに6分の1回転するだけで、実銃とは異なってダブルアクションでは動きません。
命中精度は良く当たるレベルには及ばず。自宅内5mレンジの距離で的を狙ってみると、狙点に命中するものもあれば狙点から離れてこともあります。
カート式リボルバーは正確に当てるというよりも、シリンダーにカートリッジをリロードして、ハンマーを起こして撃つギミックやモーション、リボルバーならではのアクションを楽しむのにぴったりです!
初速は0.12gBB弾6発を測ると34.7~42.7 m/sという上下幅のある値に。平均では約40.3m/s(0.09J)という結果になります。
少し前にテレビ放送していた映画「リサールウエポン」シリーズを、録画して見たのですが、それに影響されてM92F(エアコキ)をチラッと置いて一緒に撮ってみました。
作中のように”一発必中”できればキマッていいのですが、そうは中々いきません(^^;
M19 ウッドタイプグリップは、木製の風合いを再現した木目調グリップを装着したクラシックなM19スタイルになります。
ラバータイプグリップは、細身で握りやすく手の小さい方にオススメなんですが、ラバーグリップタイプと同じ価格なのにウッドタイプグリップだと、プレミアムな感じがするので不思議ですね。
メタリック塗装の雰囲気も良く、手軽にリボルバーを堪能できるM19エアリボルバーだと思います。
リボルバーファン、コレクター、コスプレなどにもオススメな1丁です。
定価:3,900 円(税別)
全長:238 mm
重量:358 g
【関連記事リンク】
@クラウン M686 エア
@クラウン コルトパイソン エア
@クラウン M19 ガス
@クラウン オーセンティック カート
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この記事へのコメント
獅子ヶ谷桐花
マグナムはやっぱりこのスタイルがしっくりきますね。
エアコキは片手で撃てるリボルバーの方が有利なのかな~
発売当初はちょっと迷いましたが、М29持ってるんで辞めました(笑)
グリップ交換の記事拝見しました。
そう言えば586をラバータイプにすると、あぶない刑事の鷹山モデルっぽくなりますよね。
まる吉
やっと木目調グリップのバージョンが出ました。このスタイル良いですよね♪
片手でも撃てる(コッキングできる)のですが連続ですると、さすがに指が痛くなってきますね(^^;
M586だと「あぶない刑事」のイメージがありますね。今度はM586で”ラバータイプグリップ”が発売されたりするんでしょうかね^^
P7M13
まる吉様に質問なのですが、14歳の息子がリボルバーが好きで、リボルバーのエアコキをプレゼントしたいと思うのですが、まる吉様的にはどのエアコキリボルバーがおすすめですか?個人の見解で結構ですので、教えていただけると幸いです。ちなみに私はクラウンモデルのエアコキS&W、M29の4インチが見た目的には好きです!エアコキで射撃の正確性を考えるとやっぱりマルイさんのハンドガンとかの方がいいのかな…と思うこともしばしばなのですが…
P7M13
ちなみにメールアドレスは何に使用するのですか?
変なこと聞いてしまってすみません(笑)
P7M13
''ホームページアドレス''って何ですか?
毎度毎度うるさくてすみませんm(_ _)m
まる吉
コメントありがとうございます。
当ブログのコメント機能がややこしくて申し訳ありません。
はじめにメールアドレスについて、このブログでは基本としてコメントでのやり取りがほとんどです。メールでやり取りすることは滅多にありませんのでご安心ください。悪用したりすることもありません。
ご心配ならP7M13さんのアドレス入りのコメントを削除することもできます。削除が必要な時はお知らせください。
次にホームページですが、これはSNS、ブログ、ホームページなのどURLを貼り付けできる機能です。
メールアドレスの入力と似ていますが、ホームページの部分にご入力いただくとコメントと一緒にURLが表示(リンク)される仕組みになっています。
一方、メールアドレスの場合はブログ管理画面でしか確認できないので全員が見ることはできません。
どちらの入力は自由です。入れなくてもコメントするこもできます。
本当はメールアドレスの入力は使いたくないのですが、Seesaaの設定で消せずに仕方なく使っている感じになります(汗
この度は、ご不便おかけし申し訳ございませんでした。
さて、本題に入ります!
息子さんがリボルバー好きなんですか。良いですよね♪
エアコキリボルバーの種類はクラウンモデルが豊富で良いですよ。カートリッジを使うのでリボルバー好きにはとてもオススメできます。
M29はクラウンモデルでも取り扱っています。随一の大きさで迫力あるモデルだと思います。
ただ、リアルサイズなのでご子息には扱いにくく感じてしまうかもです。。でもそれもリボルバーの良さだったりもしますよね。
私がオススメなのはM19/M66です。M29と比べてグリップも細くて4インチモデルならグリップのバリエーションと本体カラーも選べますし、操作方法もM29と同じくできますよ。
唯一の難点は飛距離、弾数、射撃の正確性ではオートタイプのエアコキには敵いません。点数を競うような的撃ちやサバゲーなどで使うならオートタイプのエアコキの方が向いていると思います、、。
P7M13
まる吉
またご質問等ありましたら、お気軽にどうぞ!