Vector Optics は、2007年に中国にて創業した光学機器メーカーです。ハンティング、タクティカルシューティングのユーザー間で人気を博して、創業から約2年でアメリカのショットショーにも出展。
2020年には70か国以上に輸出し、各国の軍や警察機関にも納品した実績があります。
※ベクターオプティクスの公式サイトより引用、要約しました。
ノーチラスのパッケージ。
ドットサイト本体はチャック付き袋に入っています。
コンパクトにまとまったパッケージで想像していたよりも小さな箱です。
ノーチラスには第1世代(Gen1)と第2世代(Gen2)があります。
今回、購入したものは第1世代になります。購入価格は約7千円でした。
調べてみたところ世代の違いは、レンズの透明度が第2世代だとよりクリアなレンズで、マウントがQDタイプになり工具不要で取り付け・取り外しができるようになっているそうです。
一方で第1世代にある、サイトの高さ変えるパーツが廃止されて、第2世代だとサイトの高さは固定になっているようです。
ノーチラス本体以外の付属品です。
ライザープレート、ライザープレート用ねじ2本、六角レンチ、マウントナット用レンチ、クリーニングクロス、説明書(英語表記)、代理店保障登録カードです。
動作に必要な単4電池1本は付いていないので、別途用意する必要があります。
ここで嬉しいのは、ベクターオプティクスの製品には5年間のメーカー保証が付いてることです。
保証内容、規定についてはベクターオプティクス日本公式サイトに記載されています。
ごつくてやや大柄なボディのノーチラス本体は、アルミ合金製のマットブラック仕上げです。
メーカーによると実物水準の丈夫な設計になっているとのこと。
丈夫な設計ということは、ガスブロとかリコイルショック電動ガンでも躊躇せずに使えるとも一考できます。
箱から出した時には、既に保護キャップが前後に装着されていました。
箱出しでのサイズは、全長×全幅×全高が約111mm × 約60mm × 約69mm(突起も含む)です。
ドットサイト比較用に3種類並べてみました。
写真の左側からXPS-3タイプ、ノーチラス、T-1タイプです。
全長は ノーチラス>XPS-3タイプ>T-1タイプの順で大きく
全幅は XPS-3タイプ>ノーチラス>T-1タイプの順になります。
コーティングが施された対物レンズ。
ノーチラスの特徴、レンズ径が30mmと大きなレンズが採用されています。
ドットサイトなので倍率は等倍(1×)です(念のため)。
接眼レンズにもコーティングがされています。
チューブの前後に付いているキャップは取り外すこともできます。
キャップを外したチューブ外径は約35.6mmでした。
左側面にデジタルスイッチがあります。
写真の左側からΘ電源/モード切り替え、


電源ボタンを押すと電源オン、もう一度押すと自動調光モード/手動モードの切り替え、長押しで電源オフになります。
輝度ボタンは手動モードの際にドット輝度を11段階で調節する時に使うものです。
サイトトップにセンサーがあり、自動モードにしていると、このセンサーが周辺の明るさを感知してドット輝度を調光します。
ベクターオプティクス ノーチラス
— まる吉 (@maru_camp) October 13, 2021
自動調光モード🔆テスト
明るい場所はドット輝度⤴️
暗い場所だとドット輝度⤵️
※対物レンズ側のキャップを被せて撮影してます。 pic.twitter.com/QCzYrwmzlK
センサーの後ろにあるダイヤルはドットの上下を調節するエべレーションダイヤルです。
ノブをつまんで回して操作するのですが、適度な硬さとクリック感があります。
ダイヤルに目盛りもプリントされていて調整範囲も分かりやすいと思います。
右側面にドットの左右を調節するウィンテージダイヤルです。
エべレーションダイヤルと同様にノブをつまみ回します。適度な硬さとクリック感、目盛りのプリントもあります。
ドットサイト右斜め上にあるバッテリーボックス。
後端のキャップを回して外してから単4電池1本を入れます。
接眼レンズ側から覗いてみました。
電源を入れていない状態です。
30mm径レンズで視界も広くて僅かに青みを帯びていますが、レンズもクリアな方だと思います!
マルイか安価なレプリカ品が殆どだっとので、感動してしまいました(゜o゜)
レティクルはオーソドックスなレッドドットです。
ドットの歪みも無いように見えます。
商品スペックによるとドットのサイズは3MOAになっているそうです。
マウント底部からレンズ中央までの高さは、約30mmです(ライザープレート無し)。
※ドットを写真に撮るのは難しいですね。。実際に見る場合と写真ではレティクルの雰囲気が異なります。
マウントは、横にあるノブを回して締め付けることでレイルに固定します。
箱出しだとノブが硬いので、付属の工具(レンチ)を使って緩め・締めるので、銃を付け替える時はちょっと面倒です。
ノーチラス第2世代だとQDタイプマウントに替わっていて、第1世代との外観や操作の異なる部分になります。
高さをかさ増すライザープレートというパーツを間に追加してサイトの高さを変えることができます。
プレートを追加する場合、マウント底にある六角穴ねじ2本を緩めてから、一度、マウントを取り外します。
ライザープレートを追加すると元ねじだと届かないので、付属の長ねじ2本を使用して装着します。
ライザープレートを追加することで、サイト位置が9mm高くなります。
好みや装着する銃によって高さを2段階で変えられるのが良さそうで、第1世代のノーチラスを選んだ理由です。
僅か9mmの高さですが、覗いてみると高低差で、ガラリと印象や照準のしやすさが変わることもあるので・・。
重量は、ノーチラス、ライザー、保護キャップ、電池などを全て含んだ時が約310g
ライザーを除いた重量は、約287gです。
申し訳ないのですが、サバゲや遠射する環境が無い為、屋外での見やすさ、耐久性やゼロインは試せていません。すみません。
ベクターオプティクスのノーチラスは、大きめな30mm径レンズを搭載しているので、視野も広く対象を捉えることができます。
何よりお手頃レプリカ品とは比べ物にならないクリアなレンズがとても気に入りました!
オリジナルのデザインアルミ合金製ボディの剛性感とマットブラックの質感も良いです。
メーカー5年保証や実物レベルの設計を取り入れていながらも、実売で9千円を切る価格帯なのも嬉しいですね。
部屋撃ちよりもハードな使用が想像される、サバゲーなどで使うにはキルフラッシュやレンズプロテクター等を別途、用意しないといけないのが億劫かも。
VFC HK416A5に装着してみました。
ベクターオプティクスのオリジナルデザインのシルエットなので銃にも合わせやすいと思います。
ごつごつなHK416との組み合わせも良いですね。
今度はクラウンモデルのXMP-Kに装着してみました。
個人的には、コンパクトなSMGに大柄なドットサイトの組み合わせも結構、好きです。
実用性はもちろんですが、色々な銃に付け替えて遊べるドットサイトが1つ増えました(^^)
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